区内中小企業人材採用支援助成金とは?
助成金の概要
「区内中小企業人材採用支援助成金」とは、足立区が中小企業の人材採用を支援するために事業主に対して助成する制度です。
この助成金は、足立区内の中小企業が人材採用にかかる費用、特に求人広告にかかるコストを支援することを目的としています。
支援対象となる企業の条件
支援の対象となる企業は、下記となります。
・中小企業基本法第2条第1項に規定された中小企業または個人事業主
・区内に主たる事業所を有すること
(支社は登記してあってもNG)
また、下記のいずれかを満たすケースは該当しません。
・役員総数の過半数が大企業者(中小企業者以外の事業者をいう)の役員や従業員等を兼ねている場合。
・助成金申請予定の中小企業の発行済株式総数又は出資総額の過半数が、別の企業によって単独で所有されているか、又は出資されている場合。
助成金の対象経費
求人広告や求人広告チラシでの利用
dodaやマイナビ転職、エン転職などの求人広告、求人チラシなどで利用が可能です。
掲載開始の14日前までに申請が必要となります。
申請期間は2025年1月31日までで、掲載終了は2025年3月31日までのものが対象となります。
求人動画の作成費用
TikTokやYoutubeなどで、採用を目的とした求人動画の制作は対象経費となります。
ただし、自社のHP内に掲載するための動画はNGとなります。(別の助成金があるため)
人材紹介会社を仲介し採用に至った場合
採用予定者が内定後であり、入社前である場合に活用できます。内定日と入社日が同一年度である必要があります。
助成金額は?
採用活動経費の2分の1(上限40万円、年度1回まで)利用できます。
求人広告を活用した場合の金額例
・エン転職/最上位企画:Sプラン/8週間
通常125万円 → 70万円
⇒助成金活用で30万円
・マイナビ転職/上位2位:MT-A+スカウト300件/8週間
通常185万円 → 110万円
⇒助成金活用で70万円
・doda/最上位企画:E企画/12週間
通常300万円 → 105万円
⇒助成金活用で65万円
SNS(TikTokやYoutubeショート)を活用した場合の金額例
・月10本×3ヵ月(合計30本)
通常105万円+初期費用10万円 → 115万円
⇒助成金活用で75万円
助成金の申請条件と手続き方法
①オンラインセミナーの受講
採用経費が20万円以上(助成金申請額が10万円以上)の場合、区が主催するオンラインにて自在採用セミナーの受講が必要となります。セミナー動画は全部で6本あり、所要時間は80分程度となります。その後、アンケートの提出が必要となります。(所要時間3分程度)
②必要資料の提出
求人サイトや有料求人情報誌等への掲載費が分かるもの(見積書・サービス内容の資料)を求人広告や動画制作の場合は、掲載の14日前までに郵送、または直接窓口まで持参する必要があります。人材紹介の場合は採用に至った後に、見積書・申込書など資料提出が必要です。
➂助成金交付通知書
助成金交付通知書が届いた後に事業を実施。
④活動報告
採用活動終了後に、実績報告書・請求書兼口座振替依頼書の提出が必要です。その後、交付通知書が届き振込となります。
必要書類一覧
・区内中小企業人材採用支援助成金交付申請書(別記様式第1号)
・補助対象経費の詳細及び金額、事業内容が確認できる書類
(見積書、利用申込書、掲載期間やサービス内容がわかる資料、成功報酬や掲載経費などが分かる資料など)
・直近年度の法人事業税及び法人都民税の納税証明書(法人のみ)
・直近年度の特別区民税・都民税の納税証明書(個人事業主のみ)
・履歴事項全部証明書(法人のみ)
・直近年度の確定申告書もしくは開業届の写し(個人事業主のみ)
・申請時用提出チェックリスト(別記様式第2号)
・動画セミナー受講者アンケート
弊社では書類提出のサポートも受け付けております。
まとめ
研修や非正規雇用から正社員化させるものなどの助成金は多数ありますが、求人広告関連に利用できる助成金は稀なため、2024年度内に人員拡大を検討されておられる企業様は是非お気軽にご相談下さい。